白ありはもともと森林など木が多い地域を生息域としています。
特に、熱帯地域に生長する植物の細胞壁が白ありの主食です。
日本に代表的な白ありは、ヤマトシロアリとイエシロアリですが列島の北部よりも南部に多くの種類が生息しています。
これらの白ありがヒトの生息域にやってきたことで、森林の樹木に代わり住宅の木材を好んで食べるようになりました。
白ありは湿気の多い場所を好む為、トイレ、浴室等が被害に合うことが多いですが、最近では玄関や勝手口も被害に合いやすくなっております。
乾燥や風を嫌う為、木材の表皮を残したり、隙間などに土を詰めたり(蟻土)する事により、 活動する場所を覆っています。
また、白ありはコンクリートをも大アゴにより分解して穴を開ける事がある為、油断はできません。
白ありは、木材に含まれる「セルロース(繊維)」を好んで食べます。
セルロースは天然素材の繊維で作られたものに含まれており、紙、綿にも含まれます。その為、木材以外でも畳、ダンボール、本等も被害に合うケースが多々あります。
柱等の木材被害が進むと、地震による耐震、耐久が大幅に下がり、建物の倒壊の恐れが出てきます。
白ありは女王アリ、王アリを中心とし、兵隊アリ、そして全体の約9割を占める働きアリで、コロニーを形成しています。
数が増えると分家のような分巣が出現し、羽アリが群飛します。
ただし!群飛していくのは全体の一割程なので白ありがいなくなった訳ではありません。
羽アリは群飛し終わると羽を落して地中に入り土の中で生活します。
また、近所で白ありの駆除を施工された場合、白ありは土の中を移動し、敷地内に侵入してくる可能性がある為、注意が必要です。
ヤマト消毒では、人体に影響の少ない薬剤を使用しています。
水をベースにした薬剤で、原体自体が蒸散しにくい性質の為、臭いは殆どありません。
白ありの予防、駆除効果は抜群で、非常に安全性が高く、猫や犬等のペットへの影響も少なく安全です。
「発砲施工」は日本しろあり対策協会認定工法の一つです。
発泡用防蟻薬剤を水と発泡剤とによって希釈して発泡作業液をつくり、発泡装置により発泡します。
この泡が床下内に移動、充満することで土壌面に薬剤が浸透していきます。
発泡施工では短時間で、狭い床下にも薬剤を安全かつ均一に浸透させることができます。
セントリコンシステムは、薬剤を撒かずに白あり防除をすることができる工法で、ベイト工法に分類されます。
白ありの巣ごと除去するもので、環境配慮型の防除工法として認められています。
米国ダウ・アグロサイエンス社がこの工法を開発しました。
独自に開発された薬剤を活用しますが、通常の薬剤処理と比較すると微量で済むことからも化学物質が環境に与える負荷が小さく済みます。
セントリコンシステムは、白ありの習性を利用して、巣ごと退治する防除工法です。
白ありのフェロモンに似た物質を発する薬剤を摂取させることで、巣に薬剤を持ち帰らせて浸透させます。
通常、白ありには危険察知の能力があるため近くで仲間の白ありが死ぬと回避行動を取るようになりますが、セントリコンシステムは遅効性のため、危機回避により餌場がから白ありが遠ざかる前に巣に薬剤を浸透させることができます。
従来の防除工法は白ありの侵入を阻むものであり、白ありを根絶するものではありませんでした。
時間が経ち、防蟻剤に隙間ができると白ありは再び侵入する危険性があります。
セントリコンシステムにより、白ありの巣全体に薬剤が行き渡らせ、白ありを巣ごと根絶する防除法であれば、このような白ありの再侵入を防ぐことができます。
セントリコンシステムでは、白ありが活動しているときにのみ薬剤を使用します。(薬剤量自体も従来の工法に比べて、非常に少なくすみます)。
また、薬剤は専用の容器に格納して地面に埋め込むため、人やペットが薬剤に触れるリスクは極めて小さいものです。
また万が一摂取してしまった場合でも、薬剤は脱皮する生物のみを対象として毒性を発揮するものであるため、哺乳類や魚類などへの危険性は抑制されています。
このため、お住まいの方にはもちろんお魚を含めたペット、その他動植物に対して安全性を確保しつつ白あり防除を行うことができます。
セントリコンシステムでは白ありを巣ごと根絶するのみならず、再侵入を監視することができます。
地中に埋め込むステーション(専用容器)を定期的に点検するため、白ありの再侵入を監視することができます。
白あり根絶後も再モニタリングすることで、万が一再発生が確認できた際は再度薬剤を投与することで駆除することができます。
お客様の大切な家屋を永続的に白ありから守るためにも、当システムの導入を是非ご検討ください。
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